神奈川県立生命の星・地球博物館で開催された
「魚をもっと知りたい人のための魚類学講座」に参加しました。
講座の内容は、
①魚の標本作製実際に相模湾で採集されたお魚を使います!解凍されたお魚を洗浄、ホルマリン固定、写真撮影しました。
②種同定作製したお魚の標本を実体顕微鏡で観察しました。形態観察し、体サイズ、鰭の計測や鱗の数を確認。収集したデータに基づいて種同定!
魚類専門の学芸員さん、ボランティアさんたちのご指導のもと、楽しく標本作製と観察ができました!
以下、詳細です。
標本観察に使用した機器。
実体顕微鏡、ノギス、虫ピンなど。
写真撮影の様子。
標本の表面が反射しないように、水に静めて撮影を行いました。
お魚の観察・計測。
染色液を使うと、鰭や鱗が見やすくなりました!
このあと測定データと資料に基づき、種の同定!
今回の試料は
サクラダイ♂でした~
魚類の標本作製は初めてでしたが、作製手順や機器の操作方法、観察の仕方を丁寧に教えていただけたので、とても楽しく、たいへん勉強になりました!
自分の手で標本作りをしてみると…
生物の身体の硬い、柔らかい、つるつる、ざらざら…といった質感がわかる!生物の身体の壊れやすいところ、丈夫なところがわかる!生物の身体の分類・同定に重要な形質がわかる!博物館の標本が、どんな目的で作製・展示されているかを考えるきっかけになる!
生きものが好き!博物館が好き!魚類のコトもっと知りたい!実際に触れてみたい!という方にお勧めの講座です!
博物館のHPで
2月分の開催の案内が出ているようです!
最後に…
博物館の展示のひとつひとつは、研究者さん、職員さん、寄贈者さん、ボランティアさんが時間をかけて丁寧に、自然の中から採集して展示できる状態まで仕上げてくださったものです。
そして、生物標本は、生きものたちが命を提供してくれたものです。
標本を大切に扱い、多くを学ぶことが私たち観覧者の務めだと思いました。
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